標高560m!【きじひき高原パノラマ展望台】から眺める道南の絶景!カタクリの群生地も!|北斗市村山

前回は‥

GWの連休に道南へ向かった今回のドライブの目的は「桜」。中でも「松前に1泊して、松前公園の夜桜を見てみたい!」という目的に向けて、札幌から道南を目指しました。前回は昼食後に立ち寄った大沼の私設鉄道模型等展示施設「SL夢ギャラリー ポッポ爺」をご紹介しました!鉄道写真家「塚平繁」さんが生涯かけて集めた鉄道資料の数々が展示されている施設で、自作のジオラマも見ごたえがありました。大沼へお立ち寄りの際には、一度訪ねてみるのも意外とアリかも知れません。
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大沼から北斗市へ!次は「きじひき高原」に寄り道!

目的の松前町へのルートですが、今回は海岸沿いの「国道228号線」を通るルートではなく、内陸から厚沢部を抜けて江差町へとつながる「国道227号線」を選択しました。理由は未だ走ったことが無かったから!初めての道は、とてもワクワクします!その途中に寄り道したのは、北斗市の国道227号線沿いにある「きじひき高原」。敷地内には公園やキャンプ場などがあり、また途中の道路は車で走ると曲が流れるメロディーロードになっている部分もあります。何といっても、標高560mの展望台から眺める景色は一見の価値あり!今回はそんな「きじひき高原パノラマ展望台」をご紹介します。

 

2015年にOPENの展望台!道南の絶景はきじひき高原で決まり!

きじひき高原パノラマ展望台は2015年にOPENした未だ新しい展望台。標高560mにあるので、函館山はもちろん、大沼や駒ケ岳・噴火湾などをまとめて見ることのできる場所です!また北海道新幹線の高架橋を眺めることもでき、天気のよい時は青森県の下北半島なども眺めることができる様です。函館の裏夜景を眺めるのにも良いスポットらしいです。

 

この日天気は悪くなかったのですが、山の上には薄っすらと雲がかかってました。キレイな景色が少し隠れてしまっていましたが、それでも四方を見渡すことができる絶景なのは分かりました!雲がかかっていても、ゆっくり景色を眺めていたい‥。そんな風に思う場所でした、いつもなら‥。

そう、この日のきじひき高原は風が強く、立っているのも大変なくらい‥。風速は恐らく30mくらい、防災センターなどでできる強風体験のと同程度の風が吹き荒れてました。そのため外では会話もままならず、膝を伸ばして立っていると体が軸ごとズラされてしまいます‥。なので車から降り、そそくさと建物の中へ移動することにしました。

 

きじひき高原パノラマ展望台の中です。新しいので、建物の中もかなりキレイな作りです。先ほどの強風が嘘の様に、ゆっくりと景色を眺めることができました!春先の訪問だったので周囲の山々の緑が未だ生え揃ってなかったのですが、新緑の時期はこれ以上にとてもキレイな景色を見ることができるはずです。

 

壁には「きじひき山」という名前の由来が書かれてました。
きじひき山の名前の由来には諸説あるそうですが、一説では「名もない山から木を伐り出して沢づたいに木を滑り下ろしたことから、その沢に「木地挽沢」という名が付き、明治時代には山の別の沢からも木を下ろす様になったため、その木を切った山全体を「木地挽山」と呼ぶ様になった」と言われているそうです。

 

またメロディーロードの曲名と選ばれた経緯などの記載もありました。メロディーロードは、対象の区間を時速50kmで走らせると一番良く聞こえるそうです。北斗市に行かれる際には、是非実際に車を走らせて聞いてみて下さい。意外としっかり曲が聞こえてくると思いますよ!

 

33体の観音像‥、木地挽太平観音も見どころの一つ!

せっかく「きじひき高原パノラマ展望台」に来たのだからと覚悟を決め展望台から外に出て、強風が吹き荒れる外からの景色も一通り眺めてみることにしました!移動したのは小高くなった展望台の上。あまりの強風のため誰一人として建物から出てこない中、上ってみた展望台の上で見たのはたくさんの観音像!これは「木地挽太平三十三観音」と呼ばれているそうで、名前の通り三十三体の観音像が設置されていました。

 

木地挽太平三十三観音は、1941年に有志によって建立された観音像。建立のきっかけは「ある農家の田植えの苗取り作業をしていた市渡地区の2~3人の婦人の口から「自分たちの力で、見晴らしのよい町営牧場に観音様を安置したいものですね」などという話が持ち上がった」こと。住職や市渡地区全体、また町内外から最終的に集まった寄付金で、三十三観音像の他、首座観音像を安置することができたそうです。

 

展望台の上で一番高い場所から、周囲を眺めてみました。
辺りに遮るものなく360°全てを眺めることができるのは、パノラマ展望台の名前の通り!標高560mから眺める景色はとてもキレイで、晴天の日には海まで見渡すことができるのは間違いなしです。そのため、薄っすらとかかった雲がとても憎らしかったです。その代わり、春にしか見ることのできない残雪と緑のグラデーションがかなりキレイでした!

 

カタクリの群生地、「匠の森公園」

きじひき高原へ向かう途中にある「匠の森公園」には、カタクリの群生地があります。春に訪問した今回は、ちょうどカタクリが開花する時期!せっかくなので、合わせてこちらにも寄ってみることにしました!林道に足を踏み入れる前から花が咲いているのがわかるくらいの、たくさんのカタクリ!時期が合えば是非合わせて訪問してみて下さい。

 

なお訪問時の4月下旬は未だ雪が溶けていない場所も多く、きじひき高原の全体を行き来することは出来ませんでした。敷地内には、今回ご紹介した場所の他にも、もう1ヶ所の展望台やキャンプ場なんかがあるそうです。また10月下旬~4月下旬の時期は山道自体が冬期の通行止めになりますので、訪問の際には注意です。

 

次に向かったのは‥

大パノラマのきじひき高原の絶景を見ることが出来た今回。キレイな景色なのは間違いなかったですが、何せ風が強すぎました‥。推定風速30mくらいの状況の中、会話も出来ず呼吸すら妨げられ、間違えたら階段から転げ落ちそうにもなる様な状況下では、全力で楽しむことは出来ませんでした。そもそも風が強い日も多いらしいので、次回必ず再訪したいと思います。さて次は、ほぼ初めて通る厚沢部町。先ずは道の駅に向かってみました!

<次の目的地>
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【きじひき高原パノラマ展望台】

住所:北斗市村山174番地
営業:8:30~20:00(平成30年は4/26~10月末まで)

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