【宮崎鯉屋】北海道では珍しい「鯉のあらい」をテイクアウト!-亀田郡七飯町-


「宮崎鯉屋」!
今回ご紹介するお店は、北海道ではかなり珍しい「鯉のあらい」の専門店「宮崎鯉屋」さん。鯉自体なかなか目にする機会の少ない北海道では、まず鯉を食べる機会はありません。その為テレビでこちらのお店を知ってから、一度食べてみたいと思ってましたが、何年も経った今回やっと訪問することができました。

お店の場所ですが、大沼に程近い「国道5号線」沿いにあります。詳しい場所は下の地図にて確認いただきたいのですが、大きな看板がある訳ではないので、意識して見ていないと見逃す可能性大です。

 



なかなか来ることが出来なかった理由は、札幌から大沼にあるこちらのお店までの距離。お持ち帰り専門とのことなので店内で食べることが出来ない他、札幌に持ち帰る移動時間のことを考えると、全く機会に恵まれませんでした。なので函館まで日帰りでのドライブを予定していた今回は、とても都合が良かった訳です。車の後部座席にクーラーボックスを積んで、意気揚々と向かいました。

なお宮崎鯉屋さんでは「鯉のあらい」の他に、大沼産のわかさぎや川エビを使った佃煮などを取り扱っていました。

 

 



店内の様子。
ちょっとした地物野菜と、せんべいなどのお菓子も売られてました。肝心の「鯉のあらい」は、カウンター越しに注文。中の業務用冷蔵庫から取り出してくれます。

値段は、2人前が600円4~5人前が1,100円。そこまで高いという程ではありません。なので4~5人前を1ついただくことにしました。「鯉のあら」を持って行くか聞かれたので、迷わずいただくこととしました。お店にも作り方が書いていましたが、あらを使った「鯉こく」を作るためです。

 


お店に書いてあった「鯉こく」の作り方がこちら。

  1. あら・水・味噌を鍋に入れる。
  2. 鍋を火にかける。
  3. 15~20分煮て出来上がり。
  4. 盛り付け。

砕けて言うと、鯉のあらを使った「あら汁」のことの様。
Wikipediaでも「輪切りにした鯉を、味噌汁で煮た味噌煮込み料理。」と記載がありましたので、ほぼ間違いはないと思います。なお「鯉こく」「こく」とは、濃漿(こくしょう)という味噌を使った汁物を差すのだそうです。

 


こちらは「わかさぎの佃煮」。1つ200円とリーズナブル。

 


さて、こちらが「鯉のあらい」。札幌へ帰ってきて、翌日にいただきました。専用の酢味噌が一緒に入っていました。

なお「鯉のあらい」とは「下ろした魚を薄切りにし、流水やぬるま湯で身の脂肪分や臭みを洗い流した後、冷水(氷水)に漬けて身を引き締めてから水気を切って提供する手法。Wikipedia参照)」とのこと。今回ブログを書くのに調べて初めて定義を知りましたが、単純に刺身にした訳ではないのですね。勉強になりました。

 



付属のたれ(酢味噌)をつけて食べるか、若しくは南蛮醤油・わさび醤油をつけて食べても美味しくいただけるとのこと。

また鯉こくの作り方は、袋にも書いてありました。

 


こちらが「鯉のあらい」
身は全体的に赤かったです。

 



お皿に盛り付け早速いただきます。
鯉のあらい」という名前の通りしっかりと臭さが洗い流されていて、とても食べやすかったです。その分脂肪分までしっかり流されてしまってましたので、味はとても淡白。代わりに身が引き締まって、コリコリといい食感になってました。

食感は良いけれど味が非常に淡白なので、濃い味の酢味噌が良く合います。酢味噌といっても辛子入りの酢味噌なので、たくさん付けて食べると結構辛い…。わさび醤油でも美味しく食べることができるでしょうが、醤油はたっぷりの方がより美味しいと思います。

また4~5人前の鯉のあらいは、流石に一度で食べるには量が多すぎましたので、残りは次の日にいただきました。量も多く非常に満足できた買い物でした。

 

さて今回のドライブの目的は、函館で紅葉を楽しむこと。恐らく北海道内唯一と思われる「紅葉のライトアップ」が行われている「香雪園」に向けて、車を進めます。

 


 

【 宮崎鯉屋 】
住所:亀田郡七飯町字西大沼333
電話:0138-67-3029
営業:夏期 9:00~17:30、冬季 9:00~16:30
定休:月曜日(1月1日~4日は休業)

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