今回のドライブの目的地は道東の「浜中町」。「ルパン三世」の作者「モンキー・パンチ」さんの出身地として知られており、広大な「霧多布湿原」が広がる自然豊かな町です。
その途中、お昼ご飯をいただくために立ち寄ったのは、「厚岸町」にある道の駅「厚岸グルメパーク」。施設内にあるレストラン「エスカル」さんでは、大きな牡蠣がたっぷり入った丼ぶりをリーズナブルにいただくことができ、大満足な昼食でした。
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また同じく厚岸町内にある漁業組合直売所「エーウロコ」さんで、時鮭を始めとした新鮮な魚や牡蠣などを購入。帰りの日程に合わせ、札幌の自宅まで宅配の手続きをお願いしました。これで帰ってからも海鮮を楽しむことが出来る!家に帰る楽しみができました。
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「琵琶瀬展望台」!
さて厚岸町から次に向かうのは、今回の目的地「浜中町」。厚岸町の海岸に沿って車を走らせること約30kmで到着したのは、今回ご紹介する浜中町の「琵琶瀬展望台」。
ここ「琵琶瀬展望台」は霧多布湿原の南側に位置する展望台。高台の上から霧多布湿原を見下ろすことができ、また遮るものがないので360度の視界を楽しむことができます。北側には広大な「霧多布湿原」と間を流れる「琵琶瀬川」が。南側には太平洋が広がっており、とても眺めの良い場所でした。
「この展望台は、厚岸道立自然公園内を縦断する、通称、太平洋シーサイドラインの中央に位置し、眼下に広がる霧多布湿原は道内有数の原生花園であり、四季折々の表情を持つ、美しい自然に恵まれた、動植物の宝庫です。一部は、泥炭形成植物群落として、国の天然記念物に指定され、その生態は、貴重な学術資料として、高く評価されています。後方には、広大な太平洋が岩礁に砕け散り、豪壮雄大な景観となっています。」
また、その横にもう1つ碑が立っていました。こちらは「坂口尚政巡査殉職慰霊碑」とのこと。以下全文記載。
「ときは明治十六年二月十五日坂口巡査は囚人を護送すべく雪降りしきる厚岸警察署をあとにした琵琶瀬の山道に差しかかるころには吹雪は勢いを増しその歩行を遮った。坂口巡査は大樹に身をよせ夜の明けるのを待った。だが里夜にわたる吹雪との戦いと押し寄せる寒さは二人を容赦なくおそいやがて深い眠りとともにこの凍土に帰したのである。
今ここに百年の命日を迎えるにあたり坂口巡査の道徳を学びそのその業績を讃えるともにこの地に眠る二人の霊をなぐさめんとしてこの碑を建立したのものである。
昭和五十七年九月吉日
北海道警友会厚岸支部 厚岸警友会」
展望台の全景。
木製の展望台が設けられており、更に高い位置から見下ろすことができます。
展望台から南側の景色。
太平洋を見渡すことができました。この日は雨こそ降らなかったですが、結構な強風…。天気が良ければもっと良い景色を見ることができそうです。
そして北側には霧多布湿原を見下ろすことのできる絶景が広がります。写真の時期はGWの4月末。まだまだ緑が生え揃わない状態の霧多布湿原が広がっていました。う~ん、折角きたのにガッカリな景色。時期早々、来る季節を間違えてしまいました。なので、時期を変えて再度訪問することに。
2ヶ月後の7月に再度訪問。
写真では伝わりにくいかも知れませんが、しっかりと緑が生え揃い綺麗な景色へと変わってました。
なおこちらの霧多布湿原について、以下記載します。
霧多布湿原は、道東の浜中町に広がる約3,000haの広大な湿原で、国内5番目の面積となります。6月~9月にかけ様々な花が咲くことから、「花の湿原」と呼ばれており、国の天然記念物・ラムサール条約登録湿地・北海道遺産にも認定されています。
そんな霧多布湿原を間近で楽しむため琵琶瀬展望台を後にし、次は霧多布湿原方面へ車を走らせることとしました。
【 琵琶瀬展望台 】
住所:厚岸郡浜中町琵琶瀬
電話:0153-62-2239(浜中町役場 商工観光課 観光係)