【くぐり岩】約400年前に作られた人工的なトンネル!-爾志郡乙部町-

江差町の旅館「群来」さんで1泊し、次の日を迎えた今回のドライブ。2日目の本日は、札幌へ帰りつつ途中に色々と寄り道することとしました。今回は函館方面は避け、日本海側を北上しつつ長万部町を目指します。

群来さんを出て最初に立ち寄った江差町の「チャミセ」さんでは、江差町の郷土料理「けいらん」「ふきんこ汁」をいただくことができ、次に立寄った乙部町では、箱館戦争の史跡「箱館官軍上陸の地碑」を見学してきました。
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「奇岩 くぐり岩」!
次に立ち寄ったのも、同じく乙部町の奇岩「くぐり岩」。下調べの際にHPなどで見て、寄ってみようと思っていたのですが、国道沿いの看板を見落とし見事にスルー…。慌てて戻ってきました。戻ってきて再度確認しましたが、国道沿いにはしっかりと「← 奇岩 くぐり岩 400m」と書かれた看板がありました。

看板から車で少々進んだところに、4~5台分は駐車ができそうな広めのスペースを発見。その脇にある看板から、海岸へ続く小道が伸びていました。どうやらこれが「くぐり岩」へ続く道の様です。

 

 


看板に書かれていた「くぐり岩」の説明書きは以下の通り。
「くぐり岩は滝瀬海岸を南北に分断しており、1600年頃ニシン漁を支えるため人の手によって薄い岩の中央に穴が開けられて人の通行が可能となりました。この時よりこの岩は「くぐり岩」と呼ばれるようになりました。」

どうやらくぐり岩は自然にできたものではなく、人口的に採掘して穴が開けられたものの様です。駐車スペースからは約100m程の距離。そこまで遠くもないみたいです。

 


同じ看板の下部に書いてあったのは「シラフラ」の説明。
「白い岸壁が続く、美しくも奇妙な海岸線。江戸時代より白い傾斜地を意味する言葉「シラフラ」とも呼ばれている。ちなみに明治の初めにシラフラに埋まっている岩が発見され、神秘的なものとしてまつられた。現在は石神様として瀧之神社の境内に安置されている。 ※長い海岸線のため気候によっては危険な場合もあります。」

今回こちらへは行ってません。海岸から更に600m程進まなければならなかったことと、くぐり岩で少々無駄な時間を取り過ぎたせいで、時間の関係上難しくなった訳です。くぐり岩周辺の雰囲気より何となく想像はつくところですが、どうせ来たのだし行ってみたかったです。

 



駐車場からの道。
ゆる~い下り坂が続き、途中から階段へと変わります。階段も1段1段が広く、そんなに急ではなかったです。階段を下ると海岸へ到着。くぐり岩は目と鼻の先となります。

 



あ海岸まで下ってくると、右手側奥に見えてきたのが目的の「くぐり岩」。波打ち際のあたりにポッカリと穴が開いており、人がくぐれそうな大きさになってました。少し右上の方にも穴がありましたが、こっちは人工的なものではなさそうです。

 



岩盤に開いた穴は縁がキレイに削られており、自然に開いた穴とは明らかに違ってました。実際にくぐってみましたが、頭がぶつかることもなく、むしろまだ高さには余裕がある位。海岸線を散歩していた地元の親子も、普通にくぐっていってました。昔はニシン漁で使っていた通路ですもの、通行に支障のあるトンネルなんて流石に作らないでしょうしね。

 


トンネルを抜けた反対側の景色。
海岸線がず~っと続いています。見えるのはキレイな砂浜と岩肌のみ。天気が良かったので、とても気持ちが良かったです。

 


そして遠くの崖の上には、白く「おとべ」の文字が!
町のアピールでしょうが、折角やるのならもう少し目立たせた方が良いと思うのですが…。

 


また、ここの海岸の水はかなりキレイでした!遠浅の海で、沖の方まで海底が見える位です。時間があればゆっくりのんびりしていきたいところでしたが、そろそろ札幌へ向かわなければならない時間…。くぐり岩を後にして、再び車を走らせることとしました。

 


 

【くぐり岩】
住所:爾志郡乙部町字滝瀬

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