札幌の日本酒製造の歴史が詰まった「千歳鶴酒ミュージアム」!
札幌市中心部から程近くの豊平川沿いにあるのは「千歳鶴酒ミュージアム」。
この場所で百年以上に渡りお酒を作り続けている「日本酒精」さんの商品や歴史が詰まった施設です。館内では日本酒精さんの代表的なお酒「千歳鶴」をはじめとした各日本酒、系列の「余市ワイン」や札幌市民に馴染みのある「ことぶき味噌」などの販売しています。また中にある休憩スペースでは、オリジナルのソフトクリームやコーヒーなどをいただくこともできます。
まずは千歳鶴の仕込み水を試飲してみましょう!
千歳鶴酒ミュージアムは2002年に開業。
「札幌の酒と文化の発信地」としてオープンしました。館内には日本酒精さんが手掛ける様々なお酒の販売をしており、大半が試飲可能。また日本酒精さんの歴史が一目でわかるパネル展示も充実しています。ここでしか食べることのできないオリジナルソフトクリームの販売も行っており、同じ館内の休憩スペースでいただくことができます。
建物に入ると、すぐ正面に見えるのはお酒の製造にも使われる仕込み水。
約200年という長い年月をかけて地下に染み込んだ水を、地下150メートルから組み上げたものです。この水を使っているからこそ、美味しいお酒が出来上がるとのこと。試飲はもちろん無料ですので、ミュージアム見学の前に試してみるのが良いかも。口当たりが良く後味がスッキリした美味しい水でした。
なお飲用の検査は受けているそうですが、湧水は生水です。
注意書きにもありましたが、飲用は自己責任でお願いしますとのことでした。
試飲コーナーで購入前に日本酒を飲み比べてみましょう!
販売されているお酒は大半が試飲出来る様です。
地元の方はもちろん、たくさんの観光客や外国の方が、色々なお酒を試し飲みしては買っていっていました。わたしはいつもドライバーなので、もちろん試飲なんて一度もしたことがありません‥。次に向かう機会があれば、その時は地下鉄やタクシーでむかうことにします。
一度は食べておきたい、オリジナルの酒粕ソフトクリーム
酒粕ソフトクリーム 税込300円
ここのソフトは札幌市中央区の伏見にある「ミッシュハウス」さんが監修。
口に運ぶとフワッと広がるのは、甘酒を思い出させる酒粕の香り。ガッツリと感じる訳ではなく、感じてはすぐに消えていく様な軽さです。全く後を引かないので、甘酒があまり得意ではない人でも美味しくいただけると思います。また少しざらつきのある舌ざわりのソフトで、濃厚だけど後味サッパリ!とてもわたし好みのソフトクリームでした。小樽の「あまとう」さんや札幌市東区の「アルディ」さんのソフトを思い出します。
焦がしバターケーキ 税込324円
一緒にいただいたのは焦がしバターケーキ。
ほんのりと香るバターの風味がス~ッと鼻に抜け良い心地。写真を見る限り1個1口で食べることができるくらいの大きさだと思っていたのですが、思っていたより大きくてビックリしました。また軽めのパウンドケーキくらいのイメージで注文したのですが、ギュッと詰まっていて結構食べ応えもありました。
メニュー一覧(写真がボケてます。すみません‥。)
鉄板の酒粕ソフトクリームの他は、余市産の果汁100%ジュースや千歳鶴の仕込み水を使ったコーヒー。ケーキは今回ご紹介した焦がしバターケーキの他にもう1種。お得なセットメニューもありました。
館内をグルっと見てみましょう!
蔵元限定商品の千歳鶴「純米大吟醸」と「純米吟醸」。
包装のツルがとても可愛いです。お土産にも最適だと思います。
値段もピンからキリまで。
高級そうな箱に入ったものから、安価で手頃なものまで。せっかくきたなら1本買って帰りたいものです。
日本酒精さんで製造している「寿みそ」の販売コーナー。
寿みそと千歳鶴と製造元が同じだったことは知りませんでした‥。
酒作りの様子を表した模型の展示もありました。
日本酒精さんでは日本酒製造の様子を見学することができる工場見学を受け付けてはいるのですが、最低10名以上からの受付となります。そのため個人で行くには少し高いハードルです。変わりという訳ではないのでしょうが、千歳鶴酒ミュージアムではこの模型を展示しているほか、酒作りの様子を映像で見ることができます。人数が揃わなく工場見学に行けない方や、そこまでの時間がないという方は、ここで勉強することもできます。
こんなものも飾ってありました。
歴代総理大臣の名前入りです。
最後に
札幌で昔から酒の製造販売を行ってきた日本酒精さんの「千歳鶴酒ミュージアム」。館内ではお酒の試飲・販売などの他、酒製造の歴史を学ぶこともできました。またここでしか食べられない「酒粕ソフトクリーム」も絶品!地下鉄「バスセンター前」駅から徒歩約5分、札幌市中心部から徒歩で向かうこともできますので、気軽に向かうことができる観光施設。特に日本酒が好きな方は、一度は訪れてみてはいかがでしょう。
住所:札幌市中央区南3条東5丁目1番地
電話:011-221-7570
営業:10:00~18:00
定休:年末年始