今回のドライブは…
札幌の隣の町「江別市」へ向かいました。今までに何度も足を運んだことはありましたが、有名な観光地や歴史遺産などを掘り下げたことはありませんでした。遠出するまで体力のなかった今回は、近場の江別市を楽しんでみようと、車を走らせました。
埋蔵文化財センターへ
始めに向かったのは「江別市西野幌」にある「北海道立埋蔵文化財センター」です。平成11年にオープンし、文化財の保護や様々な情報を提供することを目的とした施設です。主に旧石器時代の資料や、北海道で発掘された土器・石器・木製品などを多数展示しています。無料で各体験学習を行うことができ、また埋蔵文化財について学べる図書資料の閲覧も可能です。
施設の場所ですが、住所は札幌市を抜けてすぐの江別市西野幌。「札幌学院大学」や「北翔大学」の近くで、隣には「文京台小学校」があります。回りは住宅街となりますので、詳しい場所は下の地図でご確認下さい。
施設入口
建物入口横には、大きな黒曜石の原石が飾られてました。黒曜石の産地は全国で80ヶ所あり、北海道では10ヶ所が知られているとのことです。黒曜石は館内にも展示がありました。
また入口自動ドア前には、大きな土器のレプリカがありました。
施設内へ
施設に入ると、まずは2階まで吹き抜けとなっている開放的な広いエントランス。入口正面には多数の土器が展示されてました。道南の福島町にある館崎遺跡から発掘された土器だそうです。図書資料は自由に読むことができるそうですので、興味がある方は是非手に取って見てみて下さい。
各種体験
千歳市美々第4遺跡から出土した国指定重要文化財の「動物形土偶」。カメ・鳥・アザラシなどの動物をモデルにしたと考えられていますが、空想上の生き物の可能性もあるとのこと。この土偶の愛称は「ビビちゃん」。どうやらこちらのマスコット的な役割の様です。
そんな「ビビちゃん」を模したパズルが展示されてました。
他にも、棒を回して火種を作る「火おこし体験」や、
石皿作り体験、
編布体験は申込が必要となります。
その他、ミニ勾玉づくり、砂絵体験、ミニチュア土器、土製品つくりなどの体験ができるそうです。詳しくは「北海道立埋蔵文化財センター」のHPでご確認下さい。(下にもリンクは貼ってあります。)
展示施設
建物の一番奥には「掘り出された北の歴史」と題した常設展示。発掘の歴史や木・石などで作られた道具などの他、装身具・土器・土偶などが展示されています。中には重要文化財「土面」の実物など、貴重な資料の展示もありました。
中はこの様な感じで、貴重な資料がきれいに陳列されていました。
土器などが出土した場所に赤いピンが刺さっていました。北海道だけでも、これだけの場所で土器や道具などが見つかっているそうです。
各土偶などの展示もありました。
こちらが国指定重要文化財の「土面」。
千歳市のママチ遺跡から発見された、高さ17,9cm・幅18,4cmの「土面」。1988年には国の重要文化財に指定されたそうです。大きさは祭りの露店のお面とほぼ同じ位。約2300年前の縄文時代晩期のお墓から見つかった土面ですが、発見当時、土面は墓標に付けられていた様です。
次の目的地は…
北海道の文化・歴史に触れることのできる施設が、札幌の隣町の江別市にありました。近くには「北海道博物館」などの施設もありますが、こちらは北海道博物館と比べて規模こそ小さいですが、その分無料で入館することができる施設。展示内容も充実しているので十分に楽しむことができました。さて次はお昼ご飯を食べに向かいます。今回は蕎麦をいただきに、江別市内で人気のお店へ向かいました。
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住所:江別市西野幌685-1
電話:011-386-3231
営業:9:30~16:30
定休:月曜・年末年始(臨時休館日有)