【イルドフランス】2015年で30周年!フランス三ツ星レストラン仕込みの本格派フレンチ!-札幌市中央区-

今回は、札幌市中央区は堺川にあるフレンチレストランでお昼のランチコースをいただいてきました。

 



「イルドフランス」!
堺川の坂の上の住宅街にあるレストラン。1985年にOPENした歴史のあるフランス料理店です。場所は、札幌市が一望できる展望公園「旭山記念公園」の近く。詳しい位置は下の地図にてご確認下さい。

店主は、スイス・フランスで約10年程フレンチの修行を積んできた「泉シェフ」。建物・駐車場の回りには自家菜園が広がり、収穫したカボチャ・トウモロコシ・ナス・トマトなどの野菜やハーブ類、ラズベリーなどが料理に使用されています。駐車場は敷地内に8台分ありますので、アルコールを飲まないのであれば車で行くのがとても楽です。

 

 


建物の1階はフレンチレストラン「イルドフランス」としての営業。建物2階部分はカフェスペース「シェイズミ」として営業されています。

「シェイズミ」の紹介記事は、以下のリンクよりご訪問下さい。
~ 準備中 ~

 


店内の様子。
外観からも想像がつく通り、一般的な小綺麗なフレンチレストランというよりも、少々立派な住宅を改装して造ったレストランスペースという方がしっくりきます。

テーブルは7卓で、店内はそこまで広くはありません。建物の規模もそうですが、シェフ1人とホールの方の2人で回しているので、丁度良い卓数なのかと思います。

 


テーブルセット。
最近、初めからテーブルの上にナイフやフォークを何本も並べているレストランが少ない様に感じます。比較的最近出来たレストランだと1皿毎に都度ナイフもフォークも変えてくれる店が多いのですが、お店は狭くテーブルも小さいことが多いので、そもそもたくさん置くスペースを取ることも出来ないのかな~と思うことも…。

その点、こちらのお店は正に王道のフレンチレストラン。広いテーブルに初めからセットされてました。忘れていたテーブルマナーという言葉を久しぶりに思い出すことができました。

 


ドリンクのメニュー表がこちら。車なのでワインは我慢です…。

ちなみにこちらのお店のHPによると、お店の地下にワインセラーがあるそうですが、地下スペースは自分で掘ったとのこと!3ヶ月かけて掘った作ったワインセラーには、常時約400本のワインが保存されているそうです。

 



「ハモのテリーヌ」
白身魚のハモをすりつぶしてすり身状にしたテリーヌ。食感はカマボコに近い感じ。周りのソースがアクセントになり、淡白さをカバーしてました。

ちなみにこちらの料理ですが、シェフによると見た目やパフォーマンスを重視する最近のフランス料理とは異なり、口の中に入れた時の味の調和を一番に重視しているそう。その為か、この日も派手な見た目の料理はありませんでしたが、全て美味しい料理に満足することができました。

 


天然酵母を使用のパンは、お店の玄関の左横にある自家製の石窯で焼いたパン。石窯の輻射熱によりすばやく熱することができるため、外側はカリッと、内側はしっとりとした出来上がりになるそうです。

実際にいただきましたが、とても良い食感とモチモチ感がとても美味しいパンでした。フランス産のバターも、サッパリとしていて良く合います。

 



「かぶの冷製ポタージュ トリュフオイル添え」
冷製スープに合わせて器もとてもひんやり。表面に霜が走っていた位です。

かぶのスープ自体は珍しいものではなく他のお店で何度も食べており、今回もスープ自体の味にはそれほど差は感じませんでした。しかしトリュフオイルが加わることで味にアクセントが出て、とても美味しく香りも非常に良く感じられました。

 




「メイン:魚」
マッシュポテトの上には白身魚。回りには自家製バジルで作ったバジルソースと、石窯で調理されたミニトマト。白身魚の皮面がカリッカリに焼かれて、味付けもしっかり。淡白な白身魚は物足りなく感じる場合も少なくないですが、とても満足な一品です。

オイルベースのバジルソースとの相性も良く、石窯で焼いたミニトマトも甘くてとても美味しかったです。

 




「メイン:肉」
メインの肉はラムチョップ。大好きな羊肉ですが、思いもせずにこんなに分厚いラムチョップが出てきてテンションが上がりました。食べごたえがあり、特に脂の部分が甘くて美味しい。若干残る羊臭さも逆に美味しく感じられました。酸味の効いたバルサミコ酢のソースとの相性も非常に良く、こちらの一皿もとても美味しかったです。

お肉の下には自家製野菜などを使ったラタトゥイユ。付け合わせには、ジャガイモとインゲンが添えられてました。

 



「デセール」
甘さ程ほどのブランマンジェの回りには、自家製のラズベリーを使ったジュレがたっぷりかかってました。ジェラートは同じく自家製のミルクジェラート。ジェラートの下には滑り止めのリンゴが敷かれてました。

ラズベリージュレだけで食べると少々酸味が強すぎて、口の中が酸っぱくなって唾液が止まらなくなる位。これがブランマンジェやミルクジェラートと合わせると、甘みと酸味が良く合います。

 


最後は紅茶で締め。

シェフの泉さんは、若かりし頃にスイス・フランスで修行を積み、三ツ星レストランでの調理経験もお持ちの方。大半の方が1年程度で修行を終えて日本に帰ってくるそうですが、泉シェフはヨーロッパでの調理経験が長く、とても料理にこだわりを持っている方です。食後に結構長い時間お話をさせていただきましたが、札幌のフレンチレストランの事情など面白い話が聞けて楽しかったです。また秋以降にはジビエ料理の提供を行うこともあり、鹿や熊などが並ぶこともあるとのこと。コースで熊なんて食べたことがないので、とてもそそられる話でした。

本日いただいたランチコースは、こちらの内容で3,800円。次に行く際には、是非ディナーのフルコースをいただいてみたいと思うお店でした。

 


 

【 イルドフランス 】
住所:札幌市中央区堺川2丁目7-6
電話:011-561-0073
営業:11:30~14:00(ランチ)、17:30~20:00(ディナー)
定休:第1・3月曜日、火曜(祝日の場合,翌日休)

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