【Regalo da Jfarm】農場が運営するファームレストラン!超高糖度トマト&ベビーリーフ!-苫小牧市北栄町-

この日のランチは「ミシュランガイド北海道2017」に掲載された中から選ぶことにしました!向かったのは「苫小牧市」。2016年4月にOPENしたイタリアンのお店に伺いました!

 



「Regalo da Jfarm」(レガーロ ダ ジェイファーム)さん!
店名にも名前が入っている㈱Jファームさんは、苫小牧東部地域(通称:苫東)にある農場で、「農場生産法人㈱アドワンファーム」さんと「JFEエンジニアリング㈱」の共同出資でできた法人。主に、高糖度トマト「レッドジュエル」「ベビーリーフ」の通年栽培を行っているそうです。

 


そんな「Jファーム」さんの社員寮の側にあったのが、こちらの建物。以前は社員食堂として使われていた建物だそうですが、2016年4月よりイタリアンレストランとしてOPEN!東京から呼び寄せたシェフが存分に腕を振るった結果、「ミシュランガイド北海道2017」に、安くておススメできるお店「ビブグルマン」として掲載されました!

 


お店の場所ですが、苫小牧の沼ノ端地区にあります。少々わかりずらいと言う場合、まずは「JR沼ノ端駅」を目指してみて下さい。駅からは目と鼻の先になるので、辺りを見まわしてみると直ぐに見つけることができると思います。その他細かい場所は、下の地図でご確認下さい。

駐車場は広く、かなりの台数分を確保されてましたので、気兼ねなく伺うことができそうです。

 

 



ランチは3種類のコースから選びます。
・パスタランチ       1,500円
・メイン付コース      3,000円
・厳選素材のおまかせコース 4,500円
今回は、真ん中の「メイン付コース」をいただきました。

まずはアミューズ。
メニュー表に料理名の記載がなかったので詳しい名前は覚えてませんが、オムレツ風なのとハムがでてきました(そのまんま…)。アミューズと一緒に出てきたフォカッチャ。このフォカッチャがとてもモチモチ・フワフワしていて、とても美味しかったです!厳選した小麦粉、塩、オリーブオイル、生イーストで焼き上げたフォカッチャは、とてもシンプルで且つ美味しいものでした!

 



「Jファームの野菜を使ったサラダ」
Jファームのベビーリーフとミニトマトを使ったサラダ。写真は2人分になります。新鮮なベビーリーフはみずみずしくて良い食感。時折感じられる軽い苦味も良いアクセントでした。同じくJファームで作られたトマトは、前評判通りとても甘くて青臭さも少ないとても美味しいトマト。あまり生のトマトが得意ではないですが、それでも美味しくいただくことができました。味付けはオリーブオイルとバルサミコ酢、それに塩。とてもシンプルなので、野菜の味が際立つサラダでした。

 



「トマトソースのパスタ」
サラダに入っていたミニトマトを食べた後だったので、とても甘みのあるトマトソースを期待していたのですが、思っていた程甘みはなく、むしろ軽く効いた塩っ気の方が主張の強い様に感じました。それでもたっぷりのトマトとオリーブオイルのおかげで十二分に旨みが感じられるトマトソース。更にはツルッツルのプリプリな麺がとても美味しく、非常にソースに良く合います。フォカッチャでソースをすくい、最後まで余すことなく美味しくいただきました!

 




「リゾットパルミジャーノ」
ランチコースでは、「パスタ3種+リゾット1種」の中から1品を選択することができ、わたしはパスタを選びましたが、妻はリゾットをオーダー。この日はパルミジャーノチーズを使用したリゾットが提供されてました。大きなパルミジャーノチーズのくぼみに入ったリゾットを席まで持ってきてくれ、目の前でチーズと混ぜてくれます。チーズの中に入っていた時にはわかりませんでしたが、お皿に盛られたリゾットの量はかなりたっぷり!他店の量を遥かに上回ってました。

更には絡んだチーズの量もたっぷりで、一口食べるだけでパルミジャーノチーズのざらつく様な食感と濃厚なチーズの味が口の中一杯に広がります。チーズ好きの方であれば、悶絶してもおかしくないくらいのチーズの量。これだけチーズの濃いリゾットにはなかなか巡り合えません。リゾット自体は芯が残らないギリギリ位の柔らかさ。具材にはカブと…(葉っぱは何だったっけ…)。細かな賽の目状に切られたカブの食感も、リゾットにとてもあってました。

 




「苫小牧産ソイのソテー」
わたしがお願いしたメインの魚。この日は地元苫小牧産のソイを使用したソテー。付け合わせの長いものは大根。ソイの下には丸ズッキーニ。ジャガイモとバジルのソースをつけていただきました。

白身魚のソイは案の定結構淡白。皮にはしっかり塩味がついていましたが、身の方は少々味足らず。ソースも塩分控えめな素材の味だったので、美味しいけれど全体的に少々物足りなかったです。丸ズッキーニがトロトロと柔らかく、塩っ気とオイルが染みていて特に美味しかったです。

 




「豚肉のトマトソース煮込み」
メインは肉か魚かを選ぶことができ、わたしは魚を選びましたが、妻は肉をお願いしてました。この日は、豚肉のトマトソース煮込み。こちらもJファームのトマト「レッドジュエル」を使用したトマトソースです。

豚肉の旨みがトマトソースに染み出ており、コクが感じられるソースに仕上がってました。豚肉は良く煮込まれているせいかホロホロに崩れ、ナイフ無しでもいただくことができました。豚肉とトマトソースとの相性も非常に良く、どちらかというと魚よりもこちらの方が好み。とても美味しいメインでした。

 




「塩キャラメルのジェラート&パンナコッタ」
ドルチェは、絶妙に焦がしたカラメルで作ったほろ苦い塩キャラメルのジェラートと、牛乳と生クリームで作ったシンプルなパンナコッタ。

ジェラートの塩には英国王室御用達の「マルドン」という塩を使っているそう。またパンナコッタは、ゼラチンの量を最小限に抑えているそうで、そのせいか口当たりがとても滑らか。ほろ苦さと塩っ気のあるジェラートに対し、しっかりと甘みが感じられるパンナコッタ。とても良い組み合わせでした。あ~、ジェラート美味しかった~!

 




店内の様子。
大きな窓と天井高な建物内は、開放的であまりにもキレイ。以前はここが社員食堂だっただなんてとても信じられません…。夜は更に雰囲気が良くなりそうな気がします。

 





メニュー表がこちら。機会があれば単品のピッツアやカプレーゼなど、トマトがメインのメニューも是非食べてみたいです。

今回のランチコースが3,000円でした。この内容であれば適正価格。ビブグルマンに選ばれたことも納得です。メニューが変わる頃に是非また伺ってみたいです。

 



最後に苫東地域にある「Jファーム」さんを見学しに行ってきました。Jファームの野菜とかトマトとか都度名前は出てくるけれど、食べている間に浮かんだのは、その農場ってそんなにメジャーなの?という疑問。その疑問を解決する為に向かってみました。

到着して驚いたのは、その規模!
柵に囲まれた敷地の中には、規模の大きなハウスがずら~っと並んでました。トマトの栽培棟だけで0.5ha、トマト多品種栽培棟は1ha、ベビーリーフ栽培棟は1haの広さで、その他にPRセンターや出荷管理棟などの設備が揃ってます。

特筆すべきはその栽培方法ですが、Jファームさんの植物工場では「スマートアグリシステム」によって、ベビーリーフとトマトを栽培しています。この「スマートアグリシステム」とは、「Priva」という会社の高度栽培環境制御システムを利用して、ハウス内の環境(温度・湿度・日射量・CO2・肥料など)を制御し、植物に最適な栽培環境を整える方法とのこと。また「JFEエンジニアリング」という会社のガスエンジン・トリジェネレーションシステム(電気・熱・CO2の供給)やバイオマス燃焼ガス浄化システム(熱・CO2の供給)を導入することで様々なエネルギー利用の最適化を図り、省エネで環境負荷を軽減した栽培を行っています。
(上記「Jファーム」のHP参照)

この日はPR棟は休みだったので、敷地内には入れませんでしたが、柵の外から眺めても規模の大きさは一目でわかりました。もしかすると、レストランはJファームさんのPR的な意味合いも強いのかも知れません。

Jファームさんのトマトはオンラインストアでの購入が可能。また2017年5月には、札幌の丘珠にも「札幌工場」が竣工されたそうです。今後身近なところでJファームさんのトマトを見かける日も近いかも知れません。

 

 


 

【 Regalo da Jfarm (レガーロダジェイファーム)】
住所:苫小牧市北栄町1-9-2
電話:0144-84-3356
営業:11:30~15:00、17:00~21:30
定休:月曜日(祝日の場合は営業)

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