【江差旅庭 群来】豪華料理と天然温泉!?7室のみの高級旅館!-檜山郡江差町-

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八雲町の噴火湾側から日本海側へ抜け、熊石地区にてお昼ご飯。「かきた」さんで海鮮丼をいただいた後は、熊石の「海洋深層水」から作られたお塩を購入!さて、そろそろ本日泊る宿に向け出発!

江差町の少々お高い旅館「群来」さんを目指し、札幌を出発した今回のドライブ。群来さんでいただくことが出来る豪華な食事を目的にし、こちらの宿を予約。今回伺うこと...

江差町の旅館「群来」さんに向けて出発した今回のドライブ。八雲町は熊石へ移動し、お昼ご飯としました。向かったお寿司屋さん「かきた」さんでは丼から溢れそうな位ネ...

 

途中休憩するのに立ち寄った乙部町の道の駅「ルート229元和台」では、併設された展望台から日本海を一望!さて、お次はいよいよ今回の目的地「江差町」に入ります。

江差町に向け出発した今回のドライブ。八雲町熊石町のお寿司屋さん「かきた」さんでは、新鮮なアワビとホタテが乗っかった海鮮丼をいただきました。また同じく熊石町で...

 


「江差旅庭 群来(くき)」さん!
道南の江差町にあります高級旅館「群来」さんに今回は宿泊。予算は「一人辺り約40,000円」もするのだから、一般庶民には正に高級旅館!今回は結婚記念日&妻の誕生日ということで思い切って奮発しましたが、普段ではなかなか伺うことはできません。

何故数ある高級旅館の内、札幌から遠い道南江差の旅館を選んだのかという理由ですが、何といってもこだわりの食材で作られた食事!直営の自家農場「拓美ファーム」では、羊・鶏をこだわりのエサで飼育し、また野菜・山菜などを無農薬・有機栽培でそだてているとのこと。他から仕入れる食材は地産地消にこだわり、宿より25km以内で収穫・水揚げされたものしか使用しないという徹底ぶり。特に羊肉の好きな私たちには、こちらの自家農場で育てている肉用羊「サフォーク」がとても魅力的に感じました。羊肉は9割以上が輸入もので、国産のものはほとんど出回ってない位ですので、自然と期待が高まります。

 

 

建物内                


夕方位に宿に到着。
事前予約の際に到着予定時間を伝えていたからか、宿の方がお出迎えしてくれました。建物の中に入ると左手にはロビー、右手にはバーカウンターがありました。ちなみにこちら「群来」さんでは「オールインクルーシブ」システムを導入しており、宿泊代金の中にほぼ全てのドリンク料金などが含まれています。もちろんバーのドリンク料金も含まれますので、気兼ねなく自由に楽しむことができます。(※一部、高級酒等は有料の場合あり)

 

ロビーでの宿泊手続き中には、お茶と小菓子のサービス。
小菓子は同じ江差町に本店のある銘菓「五勝手屋羊羹」でした。なお、こちらの旅館は全7室のみ。旅館の従業員も多くはなく、調理人を合わせても恐らく5名前後と思われます。客室が少ないからか少ない人数でも各部屋に対し気配りが良く、皆さん常に笑顔で感じの良い接客。何を伺っても快く答えてくれて、宿泊中はとても快適に過ごすことが出来ました。

 

客室に向かう廊下です。
ロビーもですが、全体的にモダンな造り。後で調べましたところ、こちらの建物は札幌の建築設計事務所「ナカヤマ・アーキテクツ」さんの設計で建てられたそうです。非常にモダンで特徴的な建物を手掛ける設計事務所ですが、過去には小樽の「蔵群」や函館・登別にある「望楼NOGUCHI」等の宿泊施設を手掛け、また札幌の「ラムダイニング大倉山」「シェラトンホテル札幌」「田久鮨」「indigo maruyama」等の店舗内装等の設計もこちらで行ったそうです。

 

部屋                 






部屋は広々としていて、とても落ち着く快適な空間です。
群来の建物内にはバーと食堂以外の施設はないため、基本は部屋でゆっくりと落ち着くこととなりますが、琉球畳が敷かれた和室、寝心地が快適なべッドなど、十分な広さと快適さで満足できるものでした。また全室に温泉の熱を使用した床暖房が完備されており、まだ寒い3月でも室内は過ごしやすい温かさでした。

 


テレビやエアコン等は全て収納されており、見た目にも配慮された造りとなっています。テレビ下収納の中にはDVDプレーヤーと江差町の観光DVD等が5枚位入ってましたので、ゆっくりと鑑賞しつつ、旅館を満喫しました。

もちろん冷蔵庫の中の飲み物も宿泊料金に含まれているため、自由にいただきました。

 

ベッド横収納の中には、バスローブと館内着。
館内着はコシノジュンコ製のものを使用しています。

 

テーブルのかごの中にはお茶菓子。
こちらは江差地方の郷土菓子「追分こうれん」。元々は「粳(うるち)米」を粉にしたものに、もち米を混ぜて練って作っていたことから、「粳練(こうれん)」と呼ばれるようになったお菓子で、現在はもち米のみで作られています。地元産のもち米に砂糖・塩・黒ゴマを加え、練って伸ばし天日干しにした、昔ながらの米のお菓子。素朴でとても美味しかったです。

 

今回止まった部屋は「鐘声」という部屋。
デッキテラスにでると、外には石を敷きつめた庭。海をモチーフに作られており、また有名な彫刻家「安田侃」氏の作品を島に見立てているのだそう。「安田侃」さんと言えば、札幌駅等にも作品が展示され、また自身の彫刻美術館「アルテピアッツァ美唄」等が有名ですね。

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外からは石塀の中は見えず、内側からは景色が眺められるように設計されており、塀の外には江差港や「開陽丸」が見えます。暖かい時期ですと、この景色を眺めながらデッキテラスで一杯なんてのもそそられます。

 

トイレがこちら。
こちらも広々としていて、ゆったりできます。室内から若干離れた廊下に面しているので、音等が気になりずらいのが嬉しいところです。

 


脱衣所&ドレッサールーム。
大きな鏡のある広々とした空間です。
なお室内のアメニティ等は以下の通りです。

THANN
・クレンジングオイル
・ライジングクリーム
・化粧水

ノルディックバーチ・オーガニック

・シャンプー
・コンディショナー
・オールオーバーウォッシュ

ハブラシ・ヒゲそり・エコソープ・綿棒・コットン・シャワー・キャップ・ヘアブラシ・ボディタオル・ドライヤー等

 





共同の大浴場は無く、各室に源泉100%かけ流しのお風呂が完備!それだけでかなり贅沢です!

泉質は「ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉」で、適応症は「神経痛・筋肉痛・関節痛・うちみ・くじき・疲労回復・冷え性・やけど等」。ぬめりのあるにごり湯で、肌がスベスベになる弱アルカリ性の天然温泉。少々熱めのお湯でしたので、水を加えて入ることをおススメします。

 

ルームサービスのドリンクメニューがこちら。
ワインをお願いしましたが、ワインクーラーに入ったフルボトルで持ってきてくれました。温泉につかった後は、冷えたワインを飲み体を冷やす。とても贅沢な時間でした!

 

夕食                 


夕食はロビー奥の別室でいただきます。
全て区切られたスペースとなっていて、他のお客さんの声こそ聞こえましたが、一度も顔を合わせることはありませんでした。

 

この日の夕食のメニュー表がこちら。
席には既に前菜の準備がしてありました。
この為にお腹を空かせてましたので、早速いただきます。

 

食前酒「自家製こくわ酒」
甘みが強くアルコール分も高め。クイッと飲み干すには少々強すぎるので、チビチビといただきました。

 


「桜豆腐 枸杞の実 美味出汁」
上品な味の出し汁がかかった、舌触り滑らかな桜豆腐。
こちらの料理は全体的に薄味で、味・量ともにとても上品でした。

 

「菜の花浸し 鮭子醬油漬け」
旬の食材菜の花は出汁がかかっており、それだけで美味しい!正直いくらが無くても十分に美味しかったですが、少々味付けが薄味だったので、いくらと一緒に食べると物足りなさも感じませんでした。

 

「地鶏団子 三つ葉 口、柚子」
自家製農場「拓美ファーム」で育てた地鶏を使用した地鶏団子。汁には出汁が溶け込み、一口すすっただけでほっこり。余計な味がついていないので、あっさり・さっぱりと鶏の旨みを味わうことができました。

 

「海鮮 雲丹 平目 北寄貝 牡丹海老」
江差近海で獲れた海産物のお造り。この手の旅館では山盛りの海産物が出てくるところが多い印象がありますが、適度なこの量が丁度良かったです。特に平目と海老は鮮度が良く、コリッコリの食感が残りつつ甘みが出始めの絶妙な具合でした!

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「拓美ファーム サフォーク種羊 海洋深層水塩焼 トマト かぶ スナップ豌豆」
冒頭でもご紹介しましたが、国内に出回っている羊肉の90%以上はニュージーランドやらオーストラリアやらからの輸入物で、国産の羊肉は全体のほんの数%しかありません。そんな状況の中、こちらでは自家農場で羊を育てており、宿泊客限定で自家製の羊肉を提供しています。貴重な国産のサフォーク羊肉を、青函トンネルを造ったときに掘ったという石で、石焼にしていただきました。全くと言っていいほど肉に臭みはなく、甘さと柔らかさが際立ちました。脂が少なく肉の旨みを感じることのできる部位でしたので、間違いなく美味しかったけれど少々淡白。もう少し脂の多い部位も食べてみたかったな~。

天売島では、旅館「青い鳥」さんに一泊し、活ウニのついた豪華な食事をいただいた他、夜には「ウトウナイトウォッチングツアー」に参加し、約100羽ものウトウが空を...

なお、肉につけていただくのは、熊石の「海洋深層水から作られたお塩」。今回のドライブでも、工場に立ち寄り購入したお塩です。塩自体に甘さがあり、肉の旨みがかなり引き立ちました。今回のドライブでこの塩を買って帰って以来、我が家では肉や焼き魚を食べる際には必需品となっています。

江差町の旅館「群来」さんに向けて出発した今回のドライブ。八雲町は熊石へ移動し、お昼ご飯としました。向かったお寿司屋さん「かきた」さんでは丼から溢れそうな位ネ...

 

こちらはメニューにはない、この日のサービス品。
ガサ海老に燻製玉子、燻製チーズ、じゃがバターです。
ガサ海老も燻製玉子も美味しかったですが、じゃがバターのジャガイモの甘さは反則級の美味しさ!根っからの北海道民でも、こんなに甘くてバターに合う美味しいジャガイモにはなかなか出会えません。

 

「蝦夷鮑酒蒸し 舞茸 丸十(サツマイモ) タラの芽」
3種の天ぷらと鮑の酒蒸し。天ぷらで特に美味しかったのが丸十。甘みが強く、一口食べただけで虜になりました!こちらも海洋深層水のお塩でいただきました。

 


「拓美ファームサフォーク羊ロールキャベツ 芽花椰菜 生クリーム」
自家製サフォーク肉で作られたロールキャベツ。
加工してしまった分、羊肉の風味が消えてしまってました。美味しいロールキャベツだったことは間違いないですが、このラインナップの中では少々パンチが弱め。前半戦に出てきてくれたら、もっと美味しくいただけたと思います。

 

「紅ずわい蟹 浜ゆで」
江差近海で獲れた紅ずわい蟹。毛ガニ程のカニの風味はありませんが、毛ガニより身がしっかり詰まっているこちらのカニの方が食べごたえがあります。鮮度が良い為か、カニ味噌も濃厚と言うよりはサッパリ。とても食べやすかったです。

 


「自家製寒干山漬鮭茶漬け 香の物」
締めのご飯は鮭茶漬け。目立って豪華なところはないですが、何といっても出汁が旨い。優しい味の出汁で、この美味しい出汁と鮭の塩分で、ご飯が進みました!

 

「地鶏の玉子プリン メロンシャーベット」
プリンと言うよりは、濃厚玉子のカタラーナ。満足したお腹でも美味しくてスプーンが進み、ペロッといただくことのできる美味しいスイーツでした!

 

夜食                 

夕食後は部屋でゆっくり。
事前予約の際に結婚記念日だったことを伝えていたため、旅館からケーキのサービスがありました!江差町のケーキ屋さん「浅野屋」さんのデコレーションケーキ!程よい甘さのケーキで、お酒を片手に美味しくいただきましたが、流石に2人で食べきるのは無理。次の日の朝にもいただき、何とか完食!

 


こちらは夜食用のおにぎり。
夕食時に旅館の方から聞かれたので、折角だからとお願いしました。この気配りが嬉しいところです。

 

今回はバーは使用せず、室内でゆっくりとお酒を飲んで過ごしました。ゆっくりと言っても、フルボトル2本も空けましたがね…。

 

なお、夜のバーはこの様な感じ。落ち着いた大人の時間を過ごすことができそうな雰囲気でした。

 

朝食                 

朝食がこちら。
品数が豊富でバランスのとれた食事です。

 

ごはんにお味噌汁、お漬物。
お味噌汁には「ほとけの耳」という海藻が入ってました。別名「銀杏草」とも呼ばれる海藻だそうで、ぬめりと適度な食感が特徴。結構好きな味でした。

 

イカ刺し、冷ややっことネギ、地鶏の玉子を使用した玉子焼き。

 

きんぴらごぼう、ひじきの煮物、にしんの甘露煮、じゃこ、たらこ、カニとキュウリの酢の物、柚子胡椒、エビの麹和え、サーモンの和え物など。

 

梅干しにほうれん草のお浸し、焼き魚は鱈の西京焼き。

 

牛乳と自家製農園で収穫した「越冬にんじん」を使用したにんじんジュース。このにんじんジュースですが、後味はしっかりにんじんなのですが凄く糖度が高く、とても甘くて美味しかったです。

 

拓美ファームで育てた地鶏の玉子でいただく玉子かけご飯。
「群来流 究極の玉子かけご飯」のレシピ従って準備しました。先に白身を混ぜたご飯の上に黄身を乗っけて、上から醤油を垂らして完成。フワフワのご飯と濃厚な黄身のバランスが良く、これも美味しい!

 

デザートはいちごとオレンジ。
かなりの品数で、朝から満腹になりました!

 

お土産                

チェックアウトの際にお土産にと渡されたのは、拓美ファームで育てられた鶏の卵。「ばっちゃんの卵」の名称のこちらの卵は非売品。群来でしかいただくことのできない貴重な玉子です。家に帰ってから、早速玉子かけご飯にしていただきました。家でも「群来流 究極の玉子かけご飯」のレシピを再現することが出き、これまた美味しくいただきました!

 

群来直営農場 拓美ファーム      

群来に宿泊し希望をすれば、群来さんの直営農場「拓美ファーム」を見学することができます。予約の際にも希望は伝えていましたが、前日の夕食後に再度確認したところ、翌日のチェックアウト後に連れて行っていただけることに!

拓美ファームは群来から約10分程車を走らせた「厚沢部町」にある農場で、群来さんで提供する食事に使用される野菜・卵などを、無農薬・有機栽培・循環型エコ飼育で育てているそうです。群来のオーナーが趣味で始めた農場で、当初名古屋コーチン30羽の飼育から始めたそうですが、今では北海地鶏300羽・サフォーク種羊10頭の他、野菜・山菜と規模が拡大しているとのことです。

 

こちらが拓美ファームの羊舎。
育てられている羊は「サウスダウン種」「ノフォーク種」をかけ合わせて生まれた「サフォーク種」という羊。イギリス南部を原産地とする品種の羊です。約10頭程が飼育されています。

 

サフォーク種の羊。北海道では比較的容易に見ることができますが、肉食用に飼育・流通している町はまだまだ少なく、士別や白糠町・焼尻島の牧場などが有名なところです。ですが、自家農場で育てた羊を食事に出す旅館なんて、他で聞いたことはありません。

 

こちらは鶏舎。
拓美ファームでは約300羽の北海地鶏を飼育しているそうです。毎日放牧し鶏のストレスを減らすことで、美味しい卵を産むのだとか。

 

見学の際には小屋の中の柵の中まで入れていただき、間近で鶏を眺めることができました。産みたての卵もたくさんありましたし、ヒナも見せていただくことができました。

 

エサの調合も試行錯誤しているそうで、穀物やホタテの貝殻・米ぬかなどを混ぜているそうです。写真にありますカゴ一杯に入ったカニの甲羅も、エサに混ぜて与えるのだとか。

一通り見たところで旅館の方にお礼を言い、拓美ファームを後にしました。群来の従業員さんは、みなさん江差町かその近隣のご出身の方で、雰囲気がとても優しく温かい方ばかりでした。食事も期待通りでとても美味しく、贅沢な時間を過ごすことができました。ファームの見学も快く引き受けて下さり、最後まで楽しむことができ、満足することができました!またいつか(お金に余裕ができたら…)再訪したいと思います。

 


 

【江差旅庭 群来】
住所:江差町字姥神町1番地の5
電話:0139-52-2020



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tomo.

全道をドライブすること15年強、不動産業に従事するサラリーマンブロガー。道内173/179市町村を走破。許容走行距離は約700Km/日まで。自ら撮った写真を使ったブログを約10年執筆中。人込みは苦手で、特に誰も行かない様な穴場観光地が大好き。最近は北海道の歴史・碑などにも興味深々です。

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