天売島に到着し、レンタサイクルで天売島内を回ることに。電動自転車が空いていたので、こちらを借りることにし、早速港を出発!

途中に寄った「海の宇宙館」では、「ウトウ」などの水鳥の写真が飾られており、水鳥に関する多少の知識を取り入れることが出来ました。これで準備は整ったので、再び島を回ります。

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天売島の人口は324人程。自転車で走っていてもほぼ車とすれ違うこともなく、自然を楽しみながらのんびりとサイクリングを楽しむことが出来ます。途中の景色も写真の様な感じ。民宿が数件の他、商店が1件・飲食店が1件は確認できましたが、他には特段お店等はありません。なお、島に信号機は1台のみ。本当は無くても問題はないのですが、子供たちが信号を知らないと島から出た時に困るので、教育の為に設置しているのだそう。

 


サイクリングの途中左手にはず~っと海が見えており、少し後ろを振り向くと奥に見えるのは「焼尻島」!明日は焼尻島に渡り、目的のサフォーク肉「プレサレ焼尻」をいただく訳です。

 


海の方へ目をやり岩場を見下ろすと、そこら中に水鳥がたくさんいました。主に「ウミウ」「ウミネコ」などが多く見られますが、サイクリングの間、頭上からは常に鳥の鳴き声が聞こえてくる位で、たくさんの鳥が天売島に生息しているのが実感できました。

 


次の目的地は「赤岩園地」というところ。
世界最大の「ウトウ」の繁殖地となっている天売島で巣穴が密集している場所であり、また絶滅危惧種の「ウミガラス」が日本で唯一生息しているのが、赤岩園地周辺のみとのことです。その赤岩園地は上の写真の丘の上。ここからは急な斜面を登らなければなりません。

 


写真の様な急な坂道を登り赤岩園地を目指します。電動自転車だと比較的楽に登る事ができましたが、普通の自転車だったら結構きつかったと思います。後ろを振り返ると、そこはもう既に絶景!いつの間にかこんなに高いところまで登ってきた訳なのでした。

 


ようやくたどり着いたのが、今回ご紹介するこちら!
「赤岩園地」!

早速「ウトウ」の巣穴を見学していくことにします!なお、道沿いの駐車スペースは、バスが4~5台位停まれる位の広さ。一角には赤岩園地の看板とトイレがありました。

 

 


赤岩園地には海抜48ⅿの「赤岩」という岩があり、赤岩を見下ろすことのできる位置に遊歩道が設けられています。この歩道沿いに見える無数の穴。これが全部「ウトウ」の巣穴!見えている場所だけでなく、周辺に生えているイタドリの下にも巣穴が広がっています!

ウトウとは体長40cm程の鳥で、パートナーとなるメスとは生涯連れ添うそう。巣穴の場所を覚えているらしく、毎年同じ巣穴でヒナを育てるそうです。土に穴を掘って作った巣穴の中で、メスは1個だけ卵を産み交代で温めます。昼間は沖で海に潜って魚を取り、夕暮れに巣に戻ってヒナに餌を与えるのですが、ウトウの世界最大の生息地「天売島」には「約100万羽」ものウトウが生息している為、その帰巣シーンは圧巻!その様子はヒナが孵化する5月から7月位までの間に見る事ができ、約100万羽のウトウが何時間も空を埋めつくします!

 


そこら中、どこを見てもウトウの巣穴だらけ。崖の下の方をみても丘の方を見ても、いたるところに巣穴。日中こちらを訪れた際には全く想像できてませんでしたが、夜に帰巣シーンを見た時には、あまりの光景に言葉を失いました。

なお帰巣時には、ウトウが取ってきたエサを狙ったウミネコが待ち構えており、毎日バトルが広げられているそうです。わたしが訪問した際にはウミネコは見られませんでしたが、イタドリの陰にたくさんいたのかな?

 


遊歩道の先には展望台。展望台からは赤岩を見下ろすことが出来ます。

 


展望台から眺める日本海は絶景!これだけでも見に来た甲斐がありました。

 


展望台から下を覗くと見える尖がった岩。これが赤岩です。絶滅危惧種「ウミガラス(オロロン鳥)」の生息地が、この赤岩周囲の岩場とのこと。訪問時に双眼鏡を忘れてしまったので、たくさんの鳥が飛んでいるのは確認できたのですが、それが何の鳥なのかは全くわかりませんでした…。訪問時には必須です、双眼鏡。

 


天売島の各宿では、夜になると「ウトウウォッチングツアー」を行っており、観光バスが各宿を回りツアー客を乗せて赤岩園地へと出発します。

わたしが今回泊った旅館「青い鳥」さんでは、電話予約の際にツアー参加の可否を聞かれましたので、即決で参加をお願いしました。各宿で参加人数を集計し、バスを手配している様です。ツアー料金は1,000円で、バスに乗り込む前に添乗員さんに支払います。旅館で夕食を食べた後の18:30頃にバスが来て、19:00位から1時間程度赤岩園地に滞在します。天売島に滞在するのであれば必ず参加したいツアーですので、バスはもちろん満員。道中のバスの中では饒舌な運転手さんが、ウトウのことや島の事情などを解説してくれました。

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ウトウウォッチングツアーの様子ですが、写真でお伝えするのは無理なので、動画にてご確認下さい。正直動画でも伝わるかは微妙なので、機会があるのであれば是非直接見に行かれることをおススメします。

なおウトウウォッチングツアーは、夜の9時までには終了します。エサを与えた後のウトウは、巣の中で休まず巣の近くをウロウロするそうです。人をあまり怖がらない性格もあり、あまり夜遅くなるとウトウを轢いてしまう恐れがあり、帰りのバスが出発できなくなるそうです。

また低空を飛ぶウトウは、時折道路標識などにぶつかったりすることがあるそうです。ウトウの飛行速度は60~70km位と伺いましたが、仮にぶつかったとしても脳震盪ですむ位丈夫なんだそうです。

天売島に1泊するのであれば必ず参加しておきたいウトウウォッチングツアー。島の方もおっしゃってましたが、野生の鳥が相手ですので、過度のフラッシュ撮影は控え、マナーを守っての参加をお願いします。

 


 

【赤岩園地】
住所:苫前郡羽幌町天売

 

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