【海の宇宙館】海鳥の写真展示と島唯一の喫茶コーナー!-苫前郡羽幌町天売-

天売・焼尻島を回った2016年の夏。目指すは焼尻島の特産ラム肉「プレサレ焼尻」!羽幌町のフェリーターミナル内の「浜のかあちゃん食堂」で朝食をいただいた後、フェリーにて「天売島」に到着!本日の宿泊先である「旅館 青い鳥」さんは、天売島のフェリーターミナルから徒歩2~3分位の距離にある利便の良いお宿。先に立ち寄り手荷物を置いた後、早速天売島観光を始めることにしました!
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天売島にはたくさんの水鳥が生息しており、国内絶滅危惧ⅠA類の「ウミガラス」や、国内絶滅危惧Ⅱ類の「ケイマフリ」を始め、天売島が世界最大の繁殖地となっている「ウトウ」、他「ウミウ」「ヒメウ」「ウミネコ」「カモメ」など、様々な種を観察することができます!

宿を出て向かったフェリーターミナルでは、大きな「ウミガラス」がお出迎えしてくれてました!この絶滅危惧類のウミガラス、鳴き声が「オロロン」と聞こえたことより「オロロン鳥」と呼ばれており、日本では天売島が唯一生息している場所とのことでした。

 


そんな天売島のフェリーターミナル前にある顔出し看板は、ウミガラスとウトウがモチーフになってました。この手の看板があると、ほぼ必ず顔を出して撮影してますが、今回も当然の様に記念に顔を出して写真を撮ってきました!

 


天売島を散策する為、まず立ち寄ったのがこちらの「おろろんレンタル」さん。自動車やバイク、自転車の貸出をしているお店です。

 


当初は50ccのスクーターを2台借りて散策をしようと思ってたのですが、妻がスクーター未経験者だった為、電動自転車を2台借りて散策することにしました。ちなみに電動自転車は2時間で1,500円、4時間で2,000円。

この電動自転車が非常に勝手が良く、急な坂道の多い天売島内を散策するのに非常に便利でした。スクーターだとアッという間に島を一周していたと思いますが、ゆっくりと島の雰囲気を感じつつ、且つそんなに疲れることもなく回ることが出来ました。普通の自転車でしたら、きっとヒーヒー言いながら、汗ダラダラで散策することとなっていたと思います。

ちなみに2階は、有料の私設資料館「天売ふる里館 森脇洋三コレクション」。入場料は300円で、天売島で実際に使用されていた道具や生活用品などを展示している郷土資料館です。

 


電動自転車で天売島の散策を開始!
道なりに進んでいくと、この様な場所に辿り着きました。
「天売島海鳥情報センター 海の宇宙館」!

今回はこちらをご紹介致します!

 

「海の宇宙館」は自然写真家である「寺沢孝毅(たかき)」さんという方が、私費を投じて作った施設。寺沢さん自身が撮った、天売島の水鳥の写真が多数展示されています。

ちなみにこの寺沢さんという方ですが、天売島の小学校で教員として勤務していた経歴があるそうです。教員退職後、天売島にそのまま住み続け、勤務時より行ってきた海鳥の保護・調査活動や、自然写真家としての活動を本格化させたとのことです。

 


建物内には、この様な水鳥の写真が一杯展示してあります。上の大きな写真は「ウトウ」。世界最大のウトウの繁殖地である天売島では、約100羽とも言われる数のウトウが繁殖しています。繁殖期の夜には、エサを加えた親鳥が一斉に巣に帰ってくる様子を観察することができ、その光景は圧巻としか言いようがありませんでした。その様子は別の記事でご紹介します。

海の宇宙館では、この様な写真展示の他、寺沢さん自身が代表となっている「有限会社ネーチャーライブ」が運営する、自然体験ツアーなどの拠点ともなっているそうです。

 


また、オリジナルグッズの販売なども行っておりました。ウトウのぬいぐるみや、寺沢さんが撮った水鳥の写真集など、ここでしか買えなさそうなものも多数ありました。個人的にはケイマフリの写真集欲しかったな~…。

 


建物の裏手側には、きれいに整備された芝生が広がってました。またキャンプ場としても利用が可能な様で、キャンプ道具を乗せたリアカーを牽いた親子連れの方なども訪れてました。

なお、どうやらキャンプ場の受付についてはこちらで行うのではなく、フェリーターミナルにある観光案内所で行うそうです。わたしもはっきりとはわかりませんでしたので、訪れる際には必ず確認をお願いします。

 


海の宇宙館で一番重宝したのが、併設しているカフェ。
天売島の人口はウィキペディアによると324人(H28年11月現在)。当然島にはお店は少なく、フェリーターミナル周辺を中心に数件の食堂や商店があるのみで、ちょっと一服できる様なお店はほぼありません。

その為、ドリンクだけでも休憩できるお店は貴重。私たちも一通り島を回り汗をかいた後、こちらに再度立ち寄り休憩していくことにしました。

 


冷凍フルーツに黒蜜ミルクソースとスーパーフードのチアシードをトッピングした「和ふ~る」250円と、ジューススムージーの中から「ビタCアイ」350円を注文。

夏の天売島を一通り観光し汗をかいた後の体には、冷たい飲み物は凄く美味しい!建物の中も外に比べ涼しかったので、クールダウンにはピッタリでした!

 


 

【海の宇宙館】
住所:羽幌町天売弁天
電話:01648-3-9001
営業:4,5,9月8:30~17:00、6~8月8:00~17:00
定休:4月末(ゴールデンウィーク)~ 9/30以外

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